田園風景広がる京都府京丹後市に建つ住宅です。
本計画は土地探しからはじまり、近年に農地を分譲地として開発が行われた敷地に計画をしました。立地条件は北面が前面道路、東面は将来的に住宅が建つことが想定され、西側にはすでにハウスメーカーの規格住宅が立ち並んでおり、南側は300m先まで農地が広がっている特徴があります。設計では周辺環境を整理し、南側の風景を生かしていくことを考えました。
外観は古くから丹後地方に分布する切妻屋根の家型とし、周囲に馴染みのある4.5寸勾配の瓦屋根、焼杉板張り、羽目板張りとしており、玄関ポーチは大屋根と同様の家型とすることで、家型をアイコンとしても扱い、一目でわかるシンプルな存在感を与えてくれています。
内部は玄関ホールを抜けると、L D Kの大開口から南側の田園風景を望めるプランとし、内部から外部へと視線がスッと抜けることでのびやかな広がりを感じることができます。
南側に大きく設けたウッドデッキは低く抑えた下屋によって直接太陽を見ることなく、床板からL D Kへと光を導いてくれます。晴れた日の午後は爽やかな緑のそよ風が通り抜け、「ついつい昼寝をしたくなる」そんな住宅となりました。
所在地 | 京都府京丹後市 |
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主要用途 | 戸建て住宅 |
家族構成 | 夫婦2人 子供1人 |
建築面積 | 93.16m2 |
延床面積 | 135.81m2 |
構造構法 | 木造 |
規模 | 2階建 |
設計期間 | 2020.8 ~ 2021.3 |
工事期間 | 2021.4 ~ 2021.9 |
構造 | U+O architects |
施工 | 堀井建築 堀井将城 |
撮影 | amu 吉田祥平 |
受賞・掲載 | 住宅設計.jp IOCフローリング2023カタログ |